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井戸ポンプと加圧給水ポンプの違いと選び方

ポンプ


はじめに

建物の給水設備において、井戸ポンプ加圧給水ポンプは、それぞれ異なる役割を果たす重要な機器です。しかし、両者の違いや適切な選び方について正しく理解している方は意外に少ないのが現状です。

本記事では、愛知県を中心にポンプ設備の施工・メンテナンスを手がける株式会社Techno Walkerが、これらのポンプの基本的な違いから選定のポイントまでを詳しく解説いたします。


井戸ポンプとは

基本的な仕組み

井戸ポンプは、地下水を汲み上げるための専用ポンプです。地下に掘削された井戸から水を汲み上げ、建物の給水システムに供給する役割を担います。

井戸ポンプの種類

浅井戸ポンプ

  • 揚程:8m以下
  • 設置場所:地上
  • 特徴:メンテナンスが容易、コストが安い
  • 適用:一般住宅、小規模施設

深井戸ポンプ

  • 揚程:8m以上
  • 設置場所:井戸内部(水中ポンプ)
  • 特徴:高い揚程能力、大容量対応可能
  • 適用:大型施設、工場、マンション

井戸ポンプの特徴

項目 内容
水源 地下水
主な用途 地下水の汲み上げ
設置環境 井戸設備が必要
維持費 比較的安価(水道料金不要)
水質管理 定期的な水質検査が必要

加圧給水ポンプとは

基本的な仕組み

加圧給水ポンプは、既存の水道水に圧力を加えて、建物の上層階や遠距離への給水を可能にするポンプです。水道本管からの水圧だけでは不十分な場合に使用されます。

加圧給水ポンプの種類

定速型加圧ポンプ

  • 特徴:一定の回転数で運転
  • メリット:構造が簡単、初期コストが安い
  • デメリット:省エネ性が劣る

インバータ制御型加圧ポンプ

  • 特徴:使用水量に応じて回転数を制御
  • メリット:省エネ性が高い、静音性に優れる
  • デメリット:初期コストが高い

加圧給水ポンプの特徴

項目 内容
水源 上水道
主な用途 水圧の増圧
設置環境 水道本管との接続が必要
維持費 水道料金が発生
水質管理 水道局の管理により安定

井戸ポンプと加圧給水ポンプの違い

基本的な違い

水源の違い

  • 井戸ポンプ:地下水を利用
  • 加圧給水ポンプ:上水道を利用

設置目的の違い

  • 井戸ポンプ:水源の確保
  • 加圧給水ポンプ:水圧の確保

法的規制の違い

  • 井戸ポンプ:井戸設置許可、水質検査義務
  • 加圧給水ポンプ:水道法による規制

運用コストの比較

項目 井戸ポンプ 加圧給水ポンプ
初期コスト 高い(井戸掘削費用含む) 中程度
運用コスト 低い(電気代のみ) 高い(水道料金+電気代)
メンテナンス 定期的な水質検査必要 比較的少ない
故障リスク 井戸の状態に依存 安定している

選び方のポイント

1. 設置環境の確認

井戸ポンプを選ぶべきケース

  • 上水道の供給が不安定な地域
  • 大量の水を使用する施設(工場、農業施設等)
  • 水道料金を削減したい場合
  • 災害時の備えとしての水源確保

加圧給水ポンプを選ぶべきケース

  • 高層建築物での給水
  • 水道本管からの水圧が不足している場合
  • 安定した水質を求める場合
  • 初期投資を抑えたい場合

2. 建物の用途・規模による選定

住宅・小規模施設

  • 浅井戸ポンプ:戸建て住宅、小規模店舗
  • 加圧給水ポンプ:3階建て以上の建物

中規模施設

  • 深井戸ポンプ:工場、病院、学校
  • 加圧給水ポンプ:中層マンション、オフィスビル

大規模施設

  • 深井戸ポンプ:大型工場、大規模農業施設
  • 加圧給水ポンプ:高層マンション、大型商業施設

3. 法的制約の確認

井戸ポンプの場合

  • 自治体への井戸設置届出
  • 定期的な水質検査の実施
  • 地下水保全条例の遵守

加圧給水ポンプの場合

  • 水道法の遵守
  • 逆流防止装置の設置
  • 定期的な設備点検

愛知県での設置事例

製造業での井戸ポンプ活用事例

愛知県内のある自動車部品製造工場では、大量の工業用水が必要なため、深井戸ポンプシステムを導入しました。

導入効果

  • 年間水道料金:約300万円削減
  • 安定した水量確保
  • 災害時のBCP対策

マンションでの加圧給水ポンプ事例

名古屋市内の10階建てマンションでは、インバータ制御型加圧給水ポンプを設置しました。

導入効果

  • 全階への安定給水
  • 30%の省エネ効果
  • 静音性の向上

メンテナンスの重要性

井戸ポンプのメンテナンス

日常点検

  • 水量・水圧の確認
  • 異音・振動のチェック
  • 電気系統の点検

定期メンテナンス

  • 年1回の水質検査
  • ポンプ内部の清掃
  • 電気制御盤の点検

加圧給水ポンプのメンテナンス

日常点検

  • 圧力計の確認
  • 運転状況の確認
  • 漏水チェック

定期メンテナンス

  • 半年に1回の分解点検
  • 制御装置の動作確認
  • 配管系統の点検

まとめ

井戸ポンプと加圧給水ポンプは、それぞれ異なる目的と特徴を持つ重要な設備です。適切な選択のためには、建物の用途、規模、設置環境、法的制約などを総合的に検討する必要があります。

選定のポイント

  1. 水源の確保が目的なら井戸ポンプ
  2. 水圧の確保が目的なら加圧給水ポンプ
  3. 長期的な運用コストを考慮する
  4. 法的規制を遵守する
  5. 定期的なメンテナンスを計画する

株式会社Techno Walkerでは、愛知県を中心に、お客様のニーズに最適なポンプ設備をご提案いたします。井戸ポンプ、加圧給水ポンプともに豊富な施工実績があり、設置後のメンテナンスも安心してお任せいただけます。

ポンプ設備に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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